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着手する方法

始めなければと思いながら、同じ画面の前に座り続ける。仕事に直接飛び込む前に、身体や環境から助走を作る方法があります。

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5 CORE SKILLS / YOUR OWN PACE

今日の自分に合うものを、一つから。

具体例は生活で試すための案です。参考資料がある箇所には、研究の対象と、そこから言える範囲を添えています。

CORE SKILL 01

始めたいなら、いったん別の動作へ

短く歩く、本を数ページ開く、机を拭く。本題の前に、終わりのある助走を一つ入れます。

試す手順

  1. 先に作業の戻り先を開く。返信ならメールの下書き、書類なら入力するファイルを画面に出します。
  2. 助走を一つだけ選ぶ。「水を入れる」「机の手前だけ拭く」など、終わりが見える動作にします。
  3. 助走を終えたら、開いておいた作業の一か所だけ触ります。続けるかどうかは、その後で選びます。

たとえば、こんなやり方。

返信が止まっているなら、下書きを開く → コップに水を入れる → 宛名だけ入力する。送信までを一度に約束しなくて構いません。

うまくいかない時は

助走が別の大仕事になるなら、掃除や読書をいったん外してみます。「椅子から立ち、座り直す」まで小さくするか、助走なしで宛名だけ書きます。

CORE SKILL 02

身体を動かしてから、仕事へ戻る

座ったまま念じ続けず、立つ、肩を動かすなど、今できる動きから切り替えを試します。

試す手順

  1. 身体を動かした後に触る物を一つ決めます。「資料の1ページ目を開く」など、戻る動作まで含めます。
  2. 体調に合わせて、廊下を歩く、無理のない範囲で肩を動かすなどを一つ選びます。移動が難しい日は座ったままで構いません。
  3. 戻ったら、決めた一手に触れてみます。「作業に入りやすかったか」だけ振り返り、合わなければ別の方法へ変えます。

たとえば、こんなやり方。

資料作りの前に家の中を一往復し、戻ったら見出しを一つ入力する。歩く距離や運動量の達成を、新しい宿題にはしません。

うまくいかない時は

疲れや痛みがある時は、運動量を増やして押し切らず休みます。動いた後も始められなければ、作業の一手が大きすぎないかを見直します。

CORE SKILL 03

場所を変える。難しければ、変わった感を作る

別室へ移るほか、椅子の向き、音、手元のペンを変える方法もあります。買い足しは必須ではありません。

試す手順

  1. 止まっている時の環境を一つ選んで見ます。通知が多い、別の書類が気になる、椅子に長く座り続けている、などです。
  2. 一度に一条件だけ変えます。通知を止める、書類を横へ寄せる、同じ部屋の別の席へ移る、といった小さな変更で十分です。
  3. 変えた場所で行う一手を決めてから移動します。できた量だけでなく、移動や準備の負担も含めて使いやすさを見ます。

たとえば、こんなやり方。

調べ物のタブを閉じ、執筆用の画面だけ残して、机の反対側へ座る。まず一文書いてみて、前より取りかかりやすいかを比べます。

うまくいかない時は

カフェ探しや道具選びで時間を使うなら、移動も買い物もせず、今の机から物を一つ退けるだけにします。新しさがかえって気になるなら、慣れた配置へ戻します。

CORE SKILL 04

着替え・洗顔をオンの合図にする

外見を完璧に整えるためではなく、休憩の自分から作業の自分へ移る合図として使います。

試す手順

  1. すでに日常にある短い動作を合図にします。洗顔、上着を着る、飲み物を置くなどから一つ選びます。
  2. 合図と次の一手を一文でつなぎます。「洗顔したら、机でファイルを開く」のように、何をするかまで決めます。
  3. 次の一手に必要な物を先に用意します。服や洗面用品を探し回るなら、準備の少ない合図に替えます。

たとえば、こんなやり方。

「昼休みのカップを流しへ置いたら、机に戻って作業メモの一行目を見る」。やる気が高まるまで待つ代わりに、戻る場面を決めておきます。

うまくいかない時は

合図の後に別のことを始めてしまうなら、「仕事をする」を「ファイルを開く」へ縮めます。合図が頻繁すぎる時は、仕事へ戻りたい場面だけに限定します。

CORE SKILL 05

1〜3分触ってから、続けるか選ぶ

始めることと仕上げることを別々に考えます。短く触れた後、休む判断に戻っても構いません。

試す手順

  1. 始める範囲を、数えられる一手へ変えます。「企画書を作る」なら「ファイル名と仮の見出しを入れる」にします。
  2. 短い区切りを決めます。タイマーが役立つなら1〜3分を目安にし、焦るなら「一行だけ」のような量の区切りを使います。
  3. 区切りで続ける・休む・終えるを選びます。終える場合は、次に触る場所を一行残しておきます。

たとえば、こんなやり方。

家計の入力なら、レシート1枚だけ入力する。まだできそうなら次の1枚へ。全部終わるまで休めない、という条件は付けません。

うまくいかない時は

タイマーをセットすることすら重ければ、ファイルを開くだけにします。短く始めた後に止まれなくなる人は、食事や次の予定を知らせる終了の合図も用意します。

TAKE IT WITH YOU

まとめ

着手の入口は気合いだけではありません。場所、身支度、道具、短い動作を使って、自分が入りやすい流れを選びます。

JUST ONE THING

今日の最低ライン

立つ、顔を洗うなど一動作の後、作業に一分触れる。

できない日は、読むだけで終えても大丈夫。

参考にした資料

FIELD 01 / 10 DOCUMENTS

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