5 CORE SKILLS / YOUR OWN PACE
今日の自分に合うものを、一つから。
具体例は生活で試すための案です。参考資料がある箇所には、研究の対象と、そこから言える範囲を添えています。
CORE SKILL 01
保存より、いったん頭から出す
残さないメモにも役割があります。考えを抱え続ける負担を、その場で紙や画面へ渡します。
たとえば、こんなやり方。
返信、買い物、仕事の不安を一枚の紙へ書き、いま扱う一つに丸を付けます。
うまくいかない時は
整理まで始めて重くなるなら、順番を付けず書いたところで止めます。
CORE SKILL 02
何度も戻ってくることだけ書く
全部を記録しようとせず、頭の中を繰り返し占める用件から書き出します。
たとえば、こんなやり方。
作業中にまた思い出した用件だけ、紙の端へ一行書きます。
うまくいかない時は
用件が増え続ける時は、今日必要なものだけ別枠へ移します。
CORE SKILL 03
単語・殴り書き・図でいい
文章として整える手間を増やさず、自分が何のことか分かる形で止めます。
たとえば、こんなやり方。
「請求・金曜・田中さん」のように、自分が思い出せる単語で残します。
うまくいかない時は
後で分からなかった箇所だけ補足し、最初から清書を求めません。
CORE SKILL 04
一時メモと保存メモを分ける
今日だけ使う紙と、後日必要な予定や記録を分けます。すべてを保管庫へ移す必要はありません。
たとえば、こんなやり方。
作業用の紙と、約束を入れるカレンダーを分けます。期限だけは紙から移します。
うまくいかない時は
保存先を選ぶのが重ければ、期限のある用件だけ一つの予定表へ集めます。
CORE SKILL 05
見返さなくても役割を果たす
書いたことで次の行動が見えたら、それも成果です。必要な約束や期限だけは、見返せる場所へ移します。
たとえば、こんなやり方。
考えを書いて返信内容が決まったら、返信して紙は役目を終えて構いません。
うまくいかない時は
未処理の約束が混ざる時は、それだけ予定表へ移してから手放します。
TAKE IT WITH YOU
まとめ
メモは保存量を増やすためだけのものではありません。必要な情報を残しつつ、頭の中で抱え続ける用事を減らせれば十分です。
JUST ONE THING
今日の最低ライン
いま気になる言葉を三つだけ書く。
できない日は、読むだけで終えても大丈夫。参考にした資料
- Gilbert S.J. (2015). Strategic offloading of delayed intentions into the external environment. Quarterly Journal of Experimental Psychology, 68(5), 971–992. ↗
外部の目印を使う記憶課題を扱ったオンライン実験。ADHDの治療研究ではない。DOI: 10.1080/17470218.2014.972963